Google Play ファミリーポリシーで広告否承認 — 直すのはレーティングでなく広告側
「ぽんっ!」(旧称:でいりんぐ)はこども向けアプリなので、広告はおとなロールにのみ表示し、こどもには出していません。それでも Google Play から ファミリーポリシー要件(広告内容がコンテンツレーティングと不一致) で 否承認を受けました。方向性を間違えると対応が長引くので、考え方と対応を残します。
背景(当時の状況)
2026-07-10、Google Play からバージョンコード 10 が「ファミリーポリシー要件(広告内容がコンテンツレーティングと不一致)」で否承認になりました。こども向けアプリなので広告はおとなにしか出していないのに否承認、と最初は戸惑いましたが、直すべき方向を取り違えないことが肝でした。
方向性: レーティングは触らない。広告側を絞る
不一致には 2 つの直し方があります。
- レーティングを広告に合わせて上げる。
- 広告をレーティングに合わせて制限する。
ぽんっ!のレーティングは既に最下位の 3+(全ユーザー対象)で、これ以上下げられません。つまり不一致は「広告 > レーティング」の方向。直すのは広告側で、レーティングの数値は Play/AdMob どちらも触らない(3+ を維持)のが正しい方向性でした。ここを取り違えて「レーティングを上げる」に走ると、こども向けアプリとして本末転倒になります。
コード対応: RequestConfiguration にファミリー準拠フラグを足す
広告リクエストを児童向け扱いにして、成人向けやパーソナライズ広告が混入しないようにします。
final config = RequestConfiguration(
tagForChildDirectedTreatment: TagForChildDirectedTreatment.yes, // COPPA: 児童向け扱い
tagForUnderAgeOfConsent: TagForUnderAgeOfConsent.yes, // EEA: 同意年齢未満
maxAdContentRating: MaxAdContentRating.g, // G 相当までに制限
);
MobileAds.instance.updateRequestConfiguration(config);
maxAdContentRating.g だけでは、AdMob がリクエストを児童向け扱いにせず、上位カテゴリやパーソナライズ広告が混入し得ます。TFCD(児童向け)と TFUA(同意年齢未満)を明示して初めてファミリー準拠になります。
コードに残らない、忘れやすい作業
このタイプの対応はコードだけでは完結しないのが落とし穴です。以下は手作業で、コードを見ても思い出せないため要注意です。
- AdMob のブロック設定で、デリケートなカテゴリ(出会い系・ギャンブル・アルコール等)をブロックする。
- Play Console の「対象ユーザーとコンテンツ」で広告の有無を再確認し、コンテンツレーティング質問票を再回答してから審査に再提出する。
- リリースビルドのバージョンコードを上げて再アップロードする。
まとめ
- ファミリーポリシーの広告不一致は、レーティングを上げるのではなく広告側を絞るのが(こども向けアプリでは)正しい方向。3+ は維持する。
- コードは TFCD / TFUA / maxAdContentRating を明示。
maxAdContentRating単体では不十分。 - AdMob のカテゴリブロックと Play Console の質問票再回答というコード外の作業を忘れない。ここが抜けると再提出しても通りません。